三次産品(施設・体験)

ライスセンター

鶴喰なの花村は、小さい法人ながらも最新式の機械を装備したミニライスセンターを有しています。

設備投資額は約2,670万円です。出資金46万円の当組合にとっては大きな冒険でしたが、鶴喰米の本当の美味しさをお届けするためには不可欠な決断でした。

乾燥調整・籾摺り・袋詰

  • 遠赤外線乾燥(25石x4機)
  • 籾法令タンク
  • 粗選機
  • もみすり機
  • 粒選別機
  • 石抜き機
  • 計量玄米タンク
  • 計量袋詰め機

精米

  • 石抜き精米機
  • 小米取り機
  • 色彩選別機
  • 白米計量機

このライスセンターを持つことで、種まき→田植え→収穫→乾燥調整→精米→袋詰を一貫して鶴喰なの花村で行い、安心・安全で美味しい鶴喰米をお客様にお届けできるようになりました。


農業体験

鶴喰なの花村は、以下の農業体験も開催しています。
できるだけ多くの方々に鶴喰を訪れていただき、この地を肌で感じて下さい。具体的な体験メニューは、以下の通りです。

どの体験も、鶴喰の自然環境・食・おもてなしを満喫できる内容です。

体験メニュー

田植え体験

6月

稲刈り体験

10月

ぼたもち作り体験

10月~5月


みょうが饅頭作り体験

6月~9月



エミュー飼育

令和3年1月8日、佐賀県基山町から生後7ケ月の雄2羽/雌2羽のエミューが鶴喰にやってきました。鶴喰とエミュー、一見、何の関連性もなさそうですが、中山間地の農地活用において新たな可能性を探るのが目的でした。

 

エミューは、見た目にはダチョウに似ており、約1.6m-2.0m程度、体重は40kg-60kg程度で、二足歩行するいわゆる「飛べない鳥」の一種です。オーストラリア大陸全域の草原や砂地などの拓けた土地に分布しています。現在、日本にも移入され、観賞・愛玩用や食用として飼育されています。卵は、アボカドのような深緑色で、長さは10cm程度、重さは約550gから600gです。

 

中山間地の農業は、平地の大規模農業と異なり、従事者が収入を得るという目的の他に、集落の保全・自然環境の保全という大きな機能を持っています。私たちが住む鶴喰は、高齢化による離農、耕作放棄地の増加、鳥獣被害などの課題を抱えており、集落維持の根幹である農地の保全が危機に瀕しています。

 

このような状況を背景に、鶴喰なの花村は、熊本県県南広域本部より、持続可能で元気な中山間地をつくるためにエミューを試験飼育し、飼育の難度、鳥獣被害の減少効果、特産品への活用等の可能性を調査したいとの依頼を受けました。そして、2ヶ月の試験飼育の結果、当組合は、福岡県にある「日本エコシステム株式会社」からの支援を受けて、エミュー飼育の事業化を決定しました。

 

令和3年6月の飼育数は4羽でしたが、令和3年7月に30羽、さらに令和4年8月にも30羽が追加され、その後は逐次飼育数を増やす計画です。まずは、農業体験ツアーの一部として、また、ふれあい体験などの観光商品として活用していきます。中・長期的には食肉やエミュー油の販売をめざします。